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2024年 2月 15日 社会へのささやかなる“contribution”

こんにちは。担任助手の村上です。

先日20歳の誕生日を迎えたのですが、10の位の数字が変わると一気に歳をとった気分になりますね。。。

20代ライフも楽しみたいと思っています!

 

昨日は村上あ担任助手から僕の好きなフットボールクラブである「マンチェスター・ユナイテッド」の魅力を聞かれました。

イギリスの都市マンチェスターを本拠地にするチームなのですが、

話すと長くなるので、一つだけにします。

ずばり、「不屈の精神」です!

19世紀の後半に創設されて以来、マンチェスター・ユナイテッドは様々な困難を乗り越え、

「不屈の精神」で数々のタイトルを獲得してきました。

そうした精神性は今でもクラブのアイデンティティであり、「伝統」になっていると思います。

長く続いた黄金期が終わり、現在は成績が低迷していますが、「不屈の精神」で必ずや復活を遂げてくれると信じています!

 

さて、本題に入ります!今回のテーマは「自分の志」ですね。

 

いきなり自分の現段階での志について話してもいいのですが、それだけだとつまらないので、

そもそも「志(ないしは夢)って何だろう」というのを考えることから始めようと思います。

 

自分は将来何をしたいか、

どんな職業に就いて、どんな人生を送りたいか、、、

こうした問いは小さい頃から現在に至るまでずっと皆さんに投げかけられてきたのではないでしょうか。

もしかしたら学校や家庭で言われ続けて辟易している方もいるかもしれません。

 

 

なぜ私たちはこのように「志(ないしは夢)」を尋ねられ、決めていかなければならないのでしょうか。

 

一つの説明として考えられるのは、以下のようなことかもしれません。

 

現代社会では「個人の自由」が大きく保証されていて、どんな人生を設計するかは、大部分が個人に委ねられています。

でも、そうした「自由」は魅力的に見える一方で、時として私たちを不安にさせるものでもありえます。

というのも、決められたレールが用意されていないので、どうやってこの先の人生を歩んだらいいかがよくわからないからです。

こういう状況ですから、早いうちに「志(ないしは夢)」を考えて、決めておくことで「レール」を作るのは、つまり合理的な判断だということです。

 

 

ただ、そうした自分で作ったレールや道の上をガムシャラに走り続けること「だけ」がすべてなのかということもここで考えてみましょう。

 

たしかに一貫した「志」を持ち続け、懸命に走り続けることは立派なことだし、

人生を通して自分が決めた道を進み切るのは本当に素晴らしいと思います。

 

けれども、そんなことができる人はほとんどいないのではないでしょうか。

 

むしろ、私たちにとっては

「最初は全力で一心不乱に頑張っていたけれども、段々と失速してしまう」

という経験の方がありふれたことであるような気がします。

 

もしかしたら、私たちにとっては「ガムシャラに走り続けるのは難しい」という事実を素直に受け入れた方がいいのかもしれません。

 

そうしたときに考えるべきは、「一度スピードが緩んでしまったあとにどうしたら、また走り出すことができるのか」ではないでしょうか。

 

僕は、また走り出すためには「志」を問い直すことが必要なのだと考えています。

 

迷った末にたどり着いた「(暫定的な)答え」は、非常に強固なもので、それがあればさらに長い距離を走ることができそうだなと思うからです。

 

 

全力で走ってきて、少しバテてしまったら、休みながら

「自分が本当にしたいことは何なのか」

「どういう風に生きていきたいのか」などをじっくり考えてみる。

そして、また「志」を明確にできたらそれに向かって走る。

疲れたらまたゆっくり考えるための休憩を取る・・・

といったことの積み重ねで、人生を走ってみるというのもいいんじゃないでしょうか!

(*問い直した結果として「志」が違うものに変わっていくのであれば、それは全く悪いことではなくて、むしろいいことでしょう。)

 

 

 

さて、長々と書いてきてしまいましたが、そろそろ元のテーマに入らなくてはいけません。

僕自身の「志」ですね。

上述の話を踏まえたうえで「(現状の)志」ではありますが、

ずばりそれは「研究者として社会に対してささやかながらも貢献し続ける」です!

 

僕は現在大学で社会学を専攻しているのですが、

社会学は、われわれの生きる社会で生じている様々な事象に対して、

「量的(統計とか)/質的(インタビューとか)という二つの側面からアプローチできる」学問です

(他にも色々特徴がありますが字数の関係でこれだけ。。。)

 

そんな学問の世界の中で研究をしたい!というのが僕の今の志です。

 

研究者って何するのさ、と思う方が多いと思うのですが、

いろんな方々に聞いてきた話を自分なりにまとめると、

「それぞれができることを積み重ねていくことで、知の世界の解明に少しでも貢献する」だと思います。

(少し抽象的な表現ではありますが)

 

「世界」についての知識は永遠に埋まることはないですが、

それでも希望を持ち続けて、自分ができることをやり、

断片でもいいから世の人びとに向けてその世界を描いてみる。

という姿勢に僕は感銘を受けていて、今はそうした営みに自分も参加したいなと思っています!

 

社会学というフィールドは他の学問よりも捉えどころがなく、

その幅広さに圧倒されることもありますが、それでも自分にできる「ささやかなるcontribution」を続けていきたいです。

 

 

長くなりましたごめんなさい!今日のブログはここまでです!

明日は山口担任助手です!

「バレンタインの甘いorほろ苦いエピソード」を教えてください!

明日もお楽しみに!